月刊美術11月号エッセイ・風のまほろば「 はじめのはじまり 」




月刊美術10月号エッセイ・風のまほろば「 二番目の原点  」




月刊美術9月号エッセイ・風のまほろば「 絵描きは何屋さん? 」


現在雑誌表紙絵担当している「カレント」の表紙絵画像です。
  



月刊美術8月号エッセイ・風のまほろば「 すれ違いの対話 」



 月刊美術8月号掲載記事
   文化庁新進芸術家海外研修制度
   50周年記念展 −美術部門- 「洋画」「日本画」「版画」
  
  文化庁が毎年行っている、「新進芸術家海外研修制度」をご存じだろうか?
 美術、音楽、舞踊、演劇、映画、舞台芸術等、
 メディア芸術の各分野における新進芸術家が、海外の大学や芸術団体、
 芸術家の下で実践的な研修機会を提供するための同制度。
 1967年に「文化庁芸術家在外研修制度」の名称で湯画家・奥谷博らを
 1年間派遣したのを皮切りに、以降様々な情況や要望に応じながら、
 現在では1年、2年、3年、特別(80日間)、短期(20日〜40日)及び高校生(350日)
 の6種類を実施。
 これまでに、延べ約3300名を派遣(うち美術部門は1230名)している。
 2017年度はそのスタートから50周年の節目。
 それを記念して開催されるのが「文化庁新進芸術家海外研修制度50周年記念展」。
 同制度の研修者のうち、その成果を国内外においていかんなく発揮している
 「洋画」「日本画」「版画」の三部門より、
 75作家の新作75点が展示される。
 ベテランから実力派まで、錚々たる顔ぶれによる多彩かつ豊穣な表現が
 一同に会する様子からこの制度が日本の美術界にいかに
 大きな役割を果たしてきたかがうかがえるはずだ













月刊美術7月号エッセイ・風のまほろば「 素を描く その2」




月刊美術6月号エッセイ・風のまほろば「 素を描く 」
 

2017年4月20日夕刊読売新聞にファンケル銀座スクエアの記事が掲載されました。
 女神の壁画と空中庭園をテーマにしたイベントと対談や写真など。




アートトピックス掲載記事
 

  本誌連載「風のまほろば」でお馴染みの洋画家・田村能里子さん。
 そのデッサンを中心とする展覧会〈 風を聞く旅 〉が、3月18日より郷里の古川美術館(名古屋市千種区池下町2-50)でスタート。
 前日のオープニングレセプション(3月17日)には県内から多くの関係者が集まり、華やかに幕開けを告げた。
 展覧会は主催の公益財団法人 古川知足会財団設立30周年と、田村さんがかつて手掛けた分館爲三郎記念館の天井画≪ 季の嵐 ≫公開20周年を記念する特別展。
 「単に絵画を飾る展示にしたくはなかった」という田村さんの言葉どおり、本館にはかつてタイ東北部を旅し描いた女性たちのデッサン≪ イサーンの赫い風 ≫シリーズと
 雑誌〈 本 〉(講談社)を飾った挿絵原画などを、また別館には長年のアジア暮らしで愛用した品々のほか、館内を手描きした布地で彩るなど、ユニークな趣向が凝らされている。
 レセプション会場で挨拶した田村さんは、数々の壁画制作の中、唯一の公開制作となった天井画≪ 季の嵐 ≫の思い出を語りながら、
 初公開のデッサン≪ イサーンの赫い風 ≫について「20年間描きためてきた中から選んで出品しました。飾り気のない素のままの女性たちとそこに宿る生命力を、
 私の制作の基本である〃線描〃でとらえた大切なものです」と説明。
 自身による会場構成と合わせて「気楽に楽しんでみていただきたい」と言葉を続けた。
 油彩や壁画作品などに見る女性たちの軽快で華やかなイメージ。
 今展はそんな田村ワールドの生命線ともなってきた素描の魅力と存在感を改めて伝えながら、訪れた人々に春の息吹を感じさせてくれる癒しの空間ともなっている。



月刊美術5月号エッセイ・風のまほろば「筆置き 」
 


CCメディアハウス発行の「大人の名古屋VOL.38」の最新名古屋案内にて開催中の展覧会とコラボ企画している「カルチェ・ルタン」の
  情報記事とともに古川美術館天井画・季の嵐の画像が紹介されています。

 

 P17掲載内容より

 「 桜の色が紡ぎだすアートと料理 」
 「カルチェ・ルタン」では3月中旬から5月中旬に「古川美術館」とのコラボレーション企画によるコース料理を愛知出身の洋画家・田村能里子さんの絵をテーマに構成。

 凛として生きるアジアの女性を描いた作品のひとつ「季の嵐」では、桜吹雪と楽器を奏でる女性がのびやかに描かれ、その独特な色調に目を引かれる。
 シェフの小柳優好さんはこの絵にパリでの修業時代、日本の風景を心に描きながら花見をした思い出を辿り、その情景を料理に重ねた。
 芸術に触れながら、春を感じる食事を楽しみたい。

 

現在雑誌表紙絵担当している「カレント」の表紙絵画像です。
  
 月刊美術4月号エッセイ風のまほろば「美神の裾風 -2 」


 月刊美術3月号エッセイ風のまほろば「3人の猿田彦」
 








 「新連載:風のまほろば」
 ◆ 第1回 女神の裾風 ◆

   アトリエでイーゼル(画架)に向かうのが、ふつうの絵描きの日課でしょうが、私の場合その前に大切な儀式があります。
   それはアトリエ内の掃除であったり、お気に入りのインテリアをちょっと変えたりですが、それをしないと絵を描く態勢に入れないのです。

  特に新しい画布に向かうときは、おまじないにも似て、新年を迎えるための大掃除でもするように、入念に手間をかけます。
  なんのことはないラジオ体操で、体を柔らかくするのと大差ない身体と心のウォーミングアップなのですが、
  いざ画布に絵筆を下すときは、ちょっとぐったり、かっこよく言えば、無念無想で臨みます。

  だんだんと歳を重ねてくると、その辺の導入部が入りやすく、(残りの時間が短くなっていることもあり)、スムーズに筆が運ぶようになりますが、
 
 ここに落とし穴があります。
  どんな画布でも、そこに展開する作業は、生まれて初めて触れる時間の流れの中で行われます。

  現在から未来への時間の流れの中に、初めて出会う美の兆しが偶然垣間見える時が、必ずあります。
   絵がうまくいくかは、描き手が自分の感性を研ぎ澄まして、その兆しを捕まえてものにできるか、にかかっています。

   経験はその偶然をかぎ分ける感性の鋭さを養いますが、一方で同じ発音の慣性がのさばってくると、兆しを自らつぶしてしまうことが起こります。

  感性と慣性どっちが勝つか、です。
  ある老画家が言ってます。「描いているとき、一瞬美の女神が微笑んで通過する時がある。その裾風の裾に縋り付ければ
  本当に幸運である」と。
  そう、美とは危うく通り過ぎてしまうもの、それに縋りつかなければ、すべては徒労に終わってしまいます。

 
   冒頭の私のおまじないも、縋り付いた裾をしっかりと自分のものにするためにの、準備運動です。
  それはアトリエの中に、我が身を鳥のように俯瞰している自分を想像することでもあります。
  自分と画布とを両方見下ろしながら、「今だ、行くときは!」とか「そんなにいじっちゃワヤになるじゃん」とヤジるご意見番とか応援団のようなものです。
  それは未来の自分の絵の鑑賞者のような役割なのかもしれません。アトリエのなかって結構ドラマチックでしょう?




(書面よりそのまま文面掲載)
新連載「風のまほろば」をスタートした田村能里子さん。
その活躍ぶりは油彩画はもとより、壁画制作、エッセー
インテリアコーディネートと多岐にわたり、幅広いファン層を魅了している。
そんな画家の3作品
「花筏」「風に立つ」「花時計」がワインのラベルとなり現在好評発売中だ。

 ワインは赤・白・ロゼの3種類でマンズワイン勝沼、
 小諸両ワイナリーが販売するMURALWINE(ミューラルワイン)

 ラベル原画は赤・白・がホテル東京椿山荘の「風に立つ」「花時計」。
 ロゼが客船飛鳥Uの「花筏」でそれぞれのテイストに合わせて
 セレクト・デザインされている。

 本欄では、新連載スタートを機に、同ワインを先着10名様にプレゼント。
  応募方法は紙面を参考にしてください。

なお、発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。

※ ホテル東京椿山荘(目白)のベーカリーショップでも購入可能























 

  カレンダープレゼントにつきましては本誌の応募要項を参考にしてください。

 「今月の表紙:夜明けのパペット 6号」 ( 本誌より抜粋解説 )
 ◆ 新年号の表紙を飾っていただいたのは洋画家の田村能里子さん。
  くしくも新連載「風のまほろば」も同時スタートと、エキゾチックで華やかな作品世界が新春の到来を告げる。
  押しも押されぬ人気作家としてキャリアを重ね、今日揺るぎない評価を確立している画家。
  その活躍ぶりはタブローはもとより、全国62ヶ所に制作設置されている壁画の数々、加えて自身の趣味でもあるインテリアコーディネートに及び、
  華奢な見かけとは裏腹にエネルギッシュだ。
   表紙画≪夜明けのパぺット≫は画面にそよぐ風の流れが、女性が奏でる笛の音を運んでくるかのよう。
  同時に肩にのるパペットの存在が何やらミステリアス、その意図を聞かずにはいられなかった。
  「だいぶ昔にインド西北部プシュカル砂漠で出会った夜明けが忘れられない。砂漠に張ったテントの隙間から見えた、
  冷え込んだ砂の海の上を這うように差し込んでくる朝日・・・。未来を招くパペットに誘われて、光を浴びて輝こうとする女性をイメージして書いてみました」
  新連載と合わせ、華麗な田村ワールドの魅力を堪能していただければ幸いだ。

                             (C)Noriko Tamura All Rights Reserv



〜 2017年掲載記事 〜