風河燦燦三三自在展
開催中掲載記事


58面総延長60b、洋画のふすま絵
   宝厳院、新春から一般公開
    印象的な「タムラレッド」

〈毎日新聞2008年11月11日夕刊掲載

老若男女33人描く右京区の
臨済宗天龍寺派大本山、
天龍寺の塔頭、宝厳院(田原義宣住職)
本堂で11日、洋画家の
田村能里子さんが描いたふすま絵
「風河燦燦三三自在」が報道向けに
披露された。
一般公開は来年1月10日〜5月31日。
 本堂再建にあわせてた田原住職が
制作を依頼。
田村さんは約1年半かけ、大自然の中で
生きる老若男女33人の姿を58面
(総延長60b)に描いた。
アクリル絵の具を使った大作で
「タムラレッド」とよばれる独特の赤が
目を引く仕上がり。
田原住職は「お寺と参拝者の垣根を
取り除くぬくもりをいただいた」
と話している。













〈2008年11月11日 讀賣新聞夕刊掲載〉
田村能里子さんが2年がかりで完成させた襖絵58面が披露された。
33の姿に変化した観音菩薩が人を救済するという仏教の教えから、
大自然で生きる33人が鮮やかな赤色で表現されている。
▲制作を田村さんに依頼した田原義宣住職は
「絵にぬくもりがあり、親しみや癒しを感じる」と見入っていた。



月光と砂漠 朱色入魂

〈2008年11月11日京都新聞夕刊掲載〉

京都市右京区の天龍寺塔頭・
宝厳院で本堂のふすま絵が
完成し、十一日に披露された。
洋画家田村能里子さん[東京都在住]
が、大作「風河燦燦 三三自在」
でアジアの風景や女性の姿を表現した。
全長六十bにおよぶふすま五十八面に、
アクリル油彩で
二年がかりで制作した。
雄大な砂漠やつきなどの風景や人物を、
大胆な赤を主体とした鮮やかな色調で描いた。
田村さんはインドや中国などアジア各国で、
仏教伝来の
足跡をテーマにした作品を描いている。
第五十作の節目にあたり、
田村さんは
「画業の集大成として、寺の自然の
光の中で大勢の人に鑑賞していただきたい」
と話している。
 

来年一月十日から五月三十一日まで、
観光イベント
「京の冬の旅」の一環として有料で公開する。



話の巷


〈2008年11月11日読売新聞〉

*・・・京都市右京区の天龍寺塔頭・宝厳院で11日、洋画家田村能里子さんが
 2年がかりで完成させた襖絵58面が披露された。
*・・・本堂の3部屋に納められ、タイトルは「風河燦燦 三三自在」
 33の姿に変化した観音菩薩が人を救済するという仏教の教えから大自然で生きる
 33人が鮮やかな赤色で表現されている。
*制作を依頼した田原義宣住職は
 「絵にぬくもりがあり、親しみや癒しを感じる」。


圧巻! 全長60b洋画襖

〈2008年11月11日産経新聞夕刊掲載〉

京都・嵐山の天龍寺塔頭・宝厳院(京都市右京区)で再建中の本堂に納められる壁画が完成し
11日、報道陣に披露された。
来年1月10日から一般公開される。
 洋画家田村能里子さん=東京都世田谷区=が約2年がかりで、
全長約60bの襖に計58面の絵を描き上げた。
 タイトルは「風河燦燦 三三自在」。
インドや中央アジアを思わせる自然の風景、布をまとった33人の姿などをモチーフに、
朱を基調に描いた。
田原義宣住職は「洋画にしたことで親しみのある雰囲気になった。
 現代社会と寺院や宗教との距離が縮まるとうれしい」と話した。






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