ホテル椿山荘東京ヴァーチャルアートクルーズ

 コリドールをさらに進むと左側のレストルーム男女両側に、2点の楕円ボードが見えてきます。
 アクリル画で、
≪15・16≫

   「西陣織の黄金色の華の中に翔ぶ5羽の鳥たち」

   「西陣織の黄金色の華の中に翔ぶ5羽の蝶たち」が描かれています。

 フロントゾーンの「DREAM BOAT SERIES」と同様のコンセプトですが、
 デザイン性を強めることによって、よりヨーロッパ的な雰囲気が出てきたと思います。
 このコリドールをひときわ華やかに彩りました。


 レストラン入口手前には150号大のアクリル画≪17≫「花時計(FLORAL CLOCK)」があります。
 ロビーの壁画「はないかだ(FLORAL FLOAT)と対をなすものですが、絵肌(マチエール)は
 壁画とは対照的な緑色がベースとなっています。女性の衣装も壁画とは対照的に強烈な赤のコントラスト
 で構成されています。

 モチーフは花いっぱいの美しい南欧の草原で動物たちと憩う3人の女性です。
 壁画の女神たちよりも人くさく、情熱的な彼女たち。
 動物たちと戯れる彼女たち。それでいて、3人の仕草や表情からは時の移ろいに対する深い愁いが
 感じられるでしょう。
 このホテルのこの場所にピッタリと収まるアートをと、初めから想定して描きました。
 はじめてホテルに入った我がアートとして作者には特別の愛着があります。
 この絵の前で寛がれる方々には庭園の中の三重塔が眼前に浮かび見えます。
 和と洋の素敵なコントラストを味わっていただきたいと思います。
 因みに庭園に咲いている椿は絵の中で南欧の草原の花篭を飾っています。
   
 
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