1−2
東京・青梅慶友病院・コンサートホール壁画
『 季の賛歌 』
この作品は珍しく人物がなく、花と光が乱舞しているだけの図柄です。
光や日は、懐かしい過ぎ去った時間を思い起こさせたり、
これから始まる道への期待を抱かせます。
この絵からどんなことを感じていただけますか?
3−4
愛媛・今治国際ホテルロビー壁画
『 春萌 』
1996年当時私はバンコクにアトリエを構えておりました。
タイの荒削りな陽光の中で、穏やかな瀬戸の海と
萌え出した自然の中を吹き抜ける風を創造しながら
創作した日々が思い出されます。
5−6
大阪・念法眞教総本山 小倉山 金剛寺
『 季々廻遊 』
お寺の中に壁画をとのご依頼があったとき、信仰心の薄い自分にはためらいがありました。
でも自分なりに仏画を描けば良いんだと心に決めました。
人はみな巡礼を続けてどこに戻るのだろうか。私には美しい大和の里の光景が浮かびました。
春秋の花々に囲まれて無心に遊ぶ童たちこそ美しい巡礼者なのではないか。
光が降り花びらが舞う、母の胸の中のような甘く懐かしい私の仏画です。
7−8
名古屋・セントラルタワーズ15Fオフィス棟
『 そよ風のロンド 』
モチーフは東海の豊かな自然の中で「今を生きる喜び」
を私なりの女神のかたちに託して表現を試みました。
女神達の思い思いのポーズが美しい調和を奏でるロンドとなり、
私のふるさとの記憶でもある潮風が砂丘を越えて吹き抜けていく
そんな生の律動を感じていただけたなら、との願いをこめました。
9−10
中国・西安市・唐華賓館
『 二都花宴図 』
丁度14年前私にとって初めての壁画が西安で生まれました。
86年文化庁から初めての中国への研修員として北京中央美術学院に
留学したことがご縁で千年の古都、かつての唐の長安に最初の壁画
作品を残すことができました。
それだけにこの壁画には格別のいとおしさを感じています。
11−12
テレビ東京天王洲スタジオ
『 風の翼 』
絵も電波も時間や空間を超えて、人の思いを伝える風のようなものといえなくもありません。
今生きている物がお互いに心を通わせ合い、美しい物を共感し、したたかに生き抜いていく、
そんなイメージを実感できるような仕掛けを壁画の空間に仕込んだつもりです。
この場所に立たれた方々に一瞬の爽風を感じていただけたら、私の思うツボなのですが…。
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